登録販売者の難易度・合格率・勉強時間
登録販売者の難易度・合格率・勉強時間を公式データで解説。全国の合格率は43.7%(令和5年度)。都道府県ごとの試験の仕組みや受験の流れもまとめました。
最終更新: 2026-07-25
登録販売者の基本情報
| 正式名称 | 登録販売者 |
|---|---|
| 分類 | 公的資格 |
| 実施団体 | 各都道府県(都道府県知事が実施。リンクは東京都の例) |
| 試験形式 | マークシート方式・120問(医薬品の知識・人体の働き・法規など5分野) |
| 受験資格 | 制限なし(学歴・実務経験を問わず誰でも受験可能) |
| 試験日程 | 都道府県ごとに年1回(8月〜12月ごろ。地域ブロックにより日程が異なります) |
| 受験料 | 都道府県により異なります(例:東京都は13,600円) |
| 合格率 | 令和5年度・全国計 43.7%(受験者52,214人・延べ人数)。都道府県による差が大きい |
| 難易度 | ★★☆☆☆ |
| 独立のしやすさ | ★★☆☆☆ |
| 勉強時間目安 | 200〜400時間程度 |
| 申込方法 | 試験・申込は都道府県ごとに実施(年1回)。日程・受験料はお住まいの都道府県のページでご確認ください |
| 公式サイト | 試験の公式ページを見る |
登録販売者とはどんな資格?
登録販売者は、ドラッグストアや薬局で一般用医薬品(第2類・第3類)を販売できる医薬品販売の専門資格です。薬剤師が不在でも大半の市販薬を販売できるため、ドラッグストア・コンビニ・スーパー・家電量販店など医薬品を扱う店舗で需要が高く、資格手当や時給アップに直結しやすい資格です。
医薬品医療機器等法に基づいて都道府県知事が試験を実施する公的資格で、就職・転職・パート勤務まで幅広い場面で活きます。
難易度と合格率
厚生労働省の集計による令和5年度の全国の合格率は43.7%(受験者52,214人・延べ人数)でした。
ただし、この試験は都道府県ごとに問題が異なるため、合格率の地域差が非常に大きいのが特徴です。令和5年度は高い地域で50%台、低い地域では約21%と、2倍以上の開きがありました。お住まいの地域の過去問で傾向を確認することが大切です。
出題は「医薬品に共通する特性」「人体の働きと医薬品」「主な医薬品とその作用」「薬事関係法規・制度」「医薬品の適正使用」の5分野・計120問のマークシート方式。**各分野で一定以上の得点(足切り)**が求められるため、苦手分野を作らないことが合格のポイントです。
勉強時間の目安
一般に200〜400時間程度が目安と言われています。3か月〜半年の学習期間を見込むのが現実的です。出題は厚生労働省の「試験問題作成に関する手引き」に基づくため、手引きに準拠したテキストと、受験する都道府県の過去問演習の組み合わせが定番の学習法です。
受験資格と試験の仕組み
受験資格の制限はなく、学歴・実務経験を問わず誰でも受験できます。 販売従事登録の際も、実務経験がなくても受験・合格自体は可能です(正規の登録販売者として一人で売場に立つには、勤務開始後に一定の実務経験が必要になります)。
試験は都道府県ごとに年1回、おおむね8月〜12月に実施されます。日程・受験料・申込期間は都道府県によって異なるため(例:東京都は受験料13,600円)、お住まいの都道府県のホームページでご確認ください。日程が異なる地域同士なら、複数の都道府県で受験することも可能です。
独立して働くなら
登録販売者は雇われて働く形が中心ですが、医薬品を扱う店舗の開業という独立の道が制度上は開かれています。店舗販売業の許可を取得すれば、第2類・第3類医薬品を販売する店(例えば漢方・健康相談を軸にした小さな薬店や、既存店舗への医薬品コーナー併設)を営むことができます。ただし、店舗管理者になるには直近での一定の実務経験が必要なため、まず店舗勤務で経験を積むことが前提です。
現実的には、フランチャイズ加盟や、健康食品・雑貨店に医薬品販売を加える形など、**単独開業よりも「既存事業への上乗せ」**として活きる場面が多い資格です。
集客について: 大手ドラッグストアと価格で勝負するのは現実的でないため、独立するなら相談対応の丁寧さ(症状を聞いて適切な市販薬を選ぶ、受診を勧める判断)を軸にした地域密着型が基本戦略になります。健康相談会やSNSでのセルフケア情報の発信が、来店のきっかけづくりになります。
こんな人におすすめ
- ドラッグストア・小売業で働く方、就職・転職を考えている方
- パート・アルバイトでも資格手当で収入を上げたい方
- 医薬品や健康の知識を身につけて生活に活かしたい方
現場系の資格という点では、危険物乙4と並ぶ「就職に直結する定番資格」です。お金の知識を広げたい方にはFP技能士も選択肢になります。
出典・参考情報
- 厚生労働省「令和5年度登録販売者試験実施状況」 (2026-07-25 確認)
- 東京都保健医療局「登録販売者試験について」 (2026-07-25 確認)
受験料・日程等は変更される場合があります。受験の際は必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。