国家資格金融・会計

FP技能士の難易度・合格率・勉強時間

税金・保険・年金や相続を扱う学科と実技の試験で、日本FP協会ときんざいのどちらで合格しても同じ国家資格です。

最終更新: 2026-08-22

FP技能士の基本情報

正式名称ファイナンシャル・プランニング技能士(2級・3級)
分類国家資格
実施団体NPO法人 日本FP協会(一般社団法人 金融財政事情研究会でも実施)
試験形式CBT方式(学科・実技)。3級は学科90分・実技60分、2級は学科120分・実技90分
受験資格3級はFP業務に従事している者または従事しようとしている者。2級は3級合格者・実務経験2年以上・AFP認定研修修了者など
試験日程CBT方式で通年実施(年末年始などの休止期間あり)
受験料3級 8,000円(学科4,000円+実技4,000円)、2級 11,700円(学科5,700円+実技6,000円)
合格率3級 学科86.60%・実技84.88%、2級 学科47.18%・実技56.47%(日本FP協会・2025年10月〜2026年2月実施CBT)
難易度★★☆☆☆
独立のしやすさ★★★☆☆
勉強時間目安3級 80〜150時間、2級 150〜300時間程度
申込方法CBT方式で通年受付。都合の良い日時を選んで随時申し込めます
公式サイト試験の公式ページを見る

FP技能士とはどんな資格?

ファイナンシャル・プランニング技能士(FP技能士)は、年金・保険・税金・資産運用・不動産・相続といった「お金の知識」を体系的に身につけたことを証明する国家資格です。金融機関や保険・不動産業界で評価されるほか、家計管理やライフプラン設計など自分自身の生活にも役立つため、社会人の学び直しとして人気があります。

試験は日本FP協会と金融財政事情研究会(きんざい)の2団体が実施しており、どちらで合格しても同じ国家資格です。

難易度と合格率

日本FP協会のCBT試験(2025年10月〜2026年2月実施分)の合格率は次のとおりです。

学科 実技
3級 86.60% 84.88%
2級 47.18% 56.47%

3級は合格率80%超と国家資格の中では取り組みやすい入門レベルです。2級は学科の合格率が50%前後まで下がり、計算問題や制度の細かい理解が求められます。

勉強時間の目安

一般に、3級は80〜150時間、2級は150〜300時間程度が目安と言われています。3級なら1〜3か月、2級なら3〜6か月程度の学習期間を見込むと無理がありません。

受験資格と試験日程

3級は「FP業務に従事している者または従事しようとしている者」が対象で、これから学ぶ方も受験できます。2級は「3級合格者」「FP業務2年以上の実務経験者」「AFP認定研修の修了者」などの条件のいずれかを満たす必要があります。

試験はCBT方式(テストセンターのパソコンで受験)で通年実施されており、都合の良い日時を選んで申し込めます(年末年始などの休止期間あり)。

CFP・AFPとの関係

FPの資格には、国家検定のFP技能士と、日本FP協会が認定するAFP・CFPがあります。名前が並んで出てくるため紛らわしいので、違いを整理します。

FP技能士 AFP CFP
位置づけ 国家検定(FP技能検定)に合格した人が名乗れる称号 日本FP協会が日本国内で独自に認定する資格 日本FP協会が認定する上級資格。世界各国・地域で認定されている
区分 3級・2級・1級 AFPの上位
更新 確認したページに更新義務の記載はありません 2年ごと(所定の継続教育が義務) 2年ごと(所定の継続教育が義務)
認定者数 約15万人 約2.8万人

※認定者数はいずれも2026年3月現在。

AFPの認定要件は、2級FP技能検定の合格と、協会認定のAFP認定研修の修了です。認定研修は2級の受検前に修了することもでき、その場合は2級の受験資格にもなります。順番はどちらからでもかまいません。

CFPは、日本FP協会が「FPの頂点ともいえる資格」と位置づけているものです。認定を受けるには、AFP認定者であることに加えて、CFP資格審査試験の全6課目に合格し、エントリー研修を修了し、通算3年以上の実務経験があることが必要です。6課目は一括でも1課目ずつでも受験でき、一度合格した課目は有効です。

維持のしかたが違う点は押さえておいてください。AFP・CFPはどちらも2年ごとの更新に所定の継続教育が義務づけられており、資格を保つ手間と費用がかかります。その代わり知識が古くならない仕組みが組み込まれていて、日本FP協会はこれを信頼性の要因のひとつとして挙げています。

独立して働くなら

独立FPとして、家計相談・ライフプラン設計・住宅購入や保険見直しの相談業を行う道があります。相談料やセミナー講師料、執筆・監修料が収入の柱になる「相談型」と、保険や金融商品の販売手数料を得る「販売型」に大きく分かれます(販売を行うには別途、保険募集人や金融商品仲介の登録が必要です)。

独立を目指す場合、FP技能士2級は入り口で、実務では1級またはCFPまで取って専門性を示すのが一般的です(AFPは2級の合格が認定要件なので、2級と別に段を上げるというより、更新制で知識を保っていることを示すものになります)。また、個別の税務相談は税理士の独占業務のため、扱える相談範囲の線引きを理解しておくことが欠かせません。

集客について: 「お金の相談を誰にすればいいか分からない」層に見つけてもらう仕事のため、発信が集客に直結しやすい分野です。住宅購入・教育費・老後資金などテーマを絞ったブログ・SNS・セミナーが定番で、金融機関に属さない中立性を打ち出せるかが差別化の軸になります。相談実績を積むまでは、FP向けの相談プラットフォームや執筆・監修の仕事で信用を作る形もよく取られています。

こんな人におすすめ

  • お金の知識をキャリアと生活の両方に活かしたい方
  • 金融・保険・不動産業界への就職・転職を考えている方
  • 資格試験が初めてで、まず取り組みやすい国家資格から始めたい方

会計の基礎を固めたい方は、日商簿記検定との組み合わせも定番です。

取得を公表している著名人

本人・所属事務所・試験の実施団体が公表している情報のみを、出典を明記して掲載しています。 掲載されている方が当サイトや特定の講座・商品を推薦しているものではありません。 掲載内容の訂正・削除のご依頼はお問い合わせからご連絡ください。

出典・参考情報

受験料・日程等は変更される場合があります。受験の際は必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

FP技能士を扱った記事