社労士の難易度・合格率・勉強時間
社労士(社会保険労務士)の難易度・合格率・勉強時間を公式データで解説。令和7年度の合格率は5.5%。受験資格の条件や試験日程もまとめました。
最終更新: 2026-07-25
社労士の基本情報
| 正式名称 | 社会保険労務士 |
|---|---|
| 分類 | 国家資格 |
| 実施団体 | 全国社会保険労務士会連合会試験センター |
| 試験形式 | 選択式・択一式のマークシート方式 |
| 受験資格 | 制限あり(大学卒業などの学歴、実務経験3年以上、行政書士などの資格のいずれかが必要) |
| 試験日程 | 年1回(8月下旬)・申込は4月中旬〜5月31日 |
| 受験料 | 15,000円(払込手数料は別途) |
| 合格率 | 第57回・令和7年度 5.5%(受験者43,421人) |
| 難易度 | ★★★★★ |
| 独立のしやすさ | ★★★★★ |
| 勉強時間目安 | 800〜1,000時間程度 |
| 申込方法 | 年1回。申込は4月中旬〜5月31日(令和8年度の受付は終了) |
| 公式サイト | 試験の公式ページを見る |
申込・試験日程
| 回次 | 申込受付期間 | 試験日 |
|---|---|---|
| 第58回(令和8年度)試験 | 2026年4月13日(月) 〜 2026年5月31日(日) 令和8年度の申込受付は終了しています。次回は令和9年4月中旬からの見込み | 2026年8月23日(日) |
日程は変更される場合があります。申し込みの際は必ず 公式サイト で最新情報をご確認ください。
社労士とはどんな資格?
社会保険労務士(社労士)は、労働・社会保険の専門家であることを証明する国家資格です。健康保険・厚生年金・雇用保険などの手続き代行や、就業規則の作成、労務管理のコンサルティングを業とし、申請書類の作成・提出代行には独占業務があります。
働き方改革や人手不足を背景に企業の労務管理ニーズは高まっており、独立開業のほか、企業の人事・総務部門でのキャリアアップにも直結する資格です。
難易度と合格率
第57回(令和7年度)の合格率は5.5%(受験者43,421人・合格者2,376人)でした。前年の6.9%からさらに下がり、掲載資格の中でも最難関クラスです。
試験は選択式と択一式のマークシート方式で、労働基準法・労災保険・雇用保険・健康保険・厚生年金・国民年金など出題範囲が非常に広いのが特徴です。合格には総得点だけでなく科目ごとの基準点も満たす必要があり、1科目の失点で不合格になることがある点が、この試験の難しさの核心です。
勉強時間の目安
一般に800〜1,000時間程度が目安と言われています。1日2〜3時間の学習で1年〜1年半の計画です。科目ごとの基準点がある試験のため、得意科目で稼ぐ戦略が通用せず、全科目をまんべんなく仕上げる必要があります。
受験資格に注意
社労士試験は誰でも受験できる試験ではありません。次のいずれかを満たす必要があります。
- 学歴: 大学・短大・高等専門学校の卒業など
- 実務経験: 労働社会保険諸法令に関する事務に通算3年以上従事など
- 他資格: 行政書士資格の保有、司法試験予備試験の合格など
高卒の方が目指す場合は、まず行政書士に合格して受験資格を得るルートが知られています。詳細は必ず公式サイトでご確認ください。
試験日程
試験は年1回、8月下旬に実施されます。申込期間は毎年4月中旬〜5月31日で、令和8年度(第58回・8月23日実施)の受付はすでに終了しています。これから目指す方は令和9年度試験が目標になります。受験手数料は15,000円です。
独立して働くなら
社労士も独立開業型資格の代表格です。合格後、実務経験2年以上または事務指定講習の修了を経て、都道府県社労士会に開業登録すれば独立できます。
仕事の柱は(1)顧問契約による労働・社会保険手続きの代行と労務相談、(2)就業規則の作成・見直し、(3)助成金申請のサポート、(4)給与計算の受託です。顧問契約が積み上がるストック型のビジネスになりやすいのがこの資格の特徴で、軌道に乗るまでの立ち上げ期間をどう乗り切るかが勝負どころと言われます。
集客について: 中小企業の経営者に直接会える場(商工会議所・経営者団体・金融機関からの紹介)が主戦場です。税理士は多くの会社に既に顧問として入っているため、税理士事務所との提携・紹介は定番のルートです。近年は「働き方改革」「ハラスメント対応」「就業規則の整備」など、テーマを絞ったセミナーやWeb発信から顧問契約につなげる形も増えています。
こんな人におすすめ
- 人事・総務の実務経験を資格で裏付けたい方
- 労務の専門家として独立開業を目指す方
- 1年以上の長期学習を計画的に続けられる方
法律系の学習が初めての方は、まず行政書士や宅建士で基礎を作ってから挑戦するルートも定番です。
出典・参考情報
- 社会保険労務士試験オフィシャルサイト (2026-07-25 確認)
- 社会保険労務士試験「受験資格について」 (2026-07-25 確認)
- 厚生労働省「第57回社会保険労務士試験の合格者発表」 (2026-07-25 確認)
- 社会保険労務士試験「試験の概要」 (2026-07-25 確認)
受験料・日程等は変更される場合があります。受験の際は必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。